アオコ対策のご解説
ラン藻類(植物プランクトン)が大発生すると、湖面に青い粉をまいたように見えることからアオコと呼ばれています。小河内貯水池では、夏季にアオコの発生が続いており、湖水の透明度の低下やカビ臭が発生しています。アオコとわ?
富栄養化した湖沼や池で、水温が20℃以上になる初夏から盛夏にかけて、水の表面が緑色の粉をふいたようになり、ひどい場合は、緑色のペンキを流したような厚い層が水面上に形成されることがあります。この現象のことを『アオコ』と呼び、主に藍藻類が異常増殖して起こります。アオコは主に、ミクロキスティスやアナベナなどの藍藻類により構成されています。アオコと同じように湖沼や池で微細藻類が大量発生して水が着色する現象としては、渦うず鞭毛べんもう表 1藻類等による「淡水赤潮」が知られています。また、アオコや淡水赤潮のように、藻類が大量発生して着色する現象を「水の華」とも言います。
アオコを引き起こす藻類には毒性物質を含むものもあり、ミクロシスティン(ミクロキスティスの一部に含まれる)やアナトキシン(アナベナの一部に含まれる)などがそれに該当します。日本国内における被害事例の報告はありませんが、海外では、アオコの入った水を家畜が飲んで死亡するといった被害事例が報告されています。飲料水として使用する場合は処理に注意が必要です。
アオコ対策の効果
アオコ(藍藻)の発生は、水質悪化や生態系への影響を引き起こすため効果的な対策が求められています。主な対策とその効果は以下のとおりです。
1. 水質改善
アオコの主な原因である窒素やリンの濃度を低減することが重要で具体的には、生活排水や農業排水からの栄養塩の流入を抑制する対策が効果的です。日本では生活排水の処理などの対策が進み多くの湖でアオコの発生件数が減少しています。
2. 水の循環促進
水の停滞はアオコの発生を助長します。ポンプやプロペラを使用して水流を作り池や湖の水を循環させることでアオコの増殖を抑制する効果が期待できます。例えば、手賀沼では水中ポンプを用いて流動化を図りアオコによる悪臭の苦情が減少した事例があります。
3. 水生植物の導入
水生植物は窒素やリンを吸収し、水質浄化に寄与します。また、植物が水面を覆うことで遮光効果が生まれアオコの光合成を抑制します。例えば、浮島に水生植物を植栽することで栄養塩の吸収と遮光の効果により藻類の増殖を抑制する方法があります。
4. エアレーション(曝気)
エアレーション装置を使用して水中に酸素を供給し水質を改善する方法で好気性微生物の活動が活発化しアオコの発生を抑制する効果が期待できます。ただし、装置の設置や維持管理には費用がかかるため効果とコストのバランスを考慮する必要があります。
5. バイオ製剤の使用
微生物を利用して水質を改善する方法です。例えば、アオコが栄養とするリンを除去する微生物や汚泥を分解する微生物を投入することで水質の改善とアオコの抑制が期待できます。化学薬品と異なり環境や生物に優しいのが長所ですが効果が出るまでに時間がかかる場合があります。
これらの対策は、単独で行うよりも組み合わせて実施することでより効果的にアオコの発生を抑制できるとされています。また、各水域の特性や状況に応じて最適な方法を選択することが重要です。
参考画像
※ アオコを形成する植物プランクトンの中には、異臭(かび臭)を発生させることもあります。
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