ご説明

給水管とは、配水小管、又は他の給水装置から分岐して家屋内などに引き込み、水道水を使用するための「管（くだ）」のことです。マンション等の、受水タンクを使用している施設の場合は、受水タンクに入るところまでが給水管となります。

水道管の種類
日本国では以下の材質の管が使われる事が非常に多い。 配水本管にはダクタイル鋳鉄管や水道用高密度ポリエチレン管（青ポリ）、耐衝撃性硬質塩化ビニル管が使用される。また、給水・給湯管にはライニング鋼管及びステンレス管、ポリ塩化ビニル管とポリエチレン管（黒ポリと呼ばれる二層管ー直鎖状低密度ポリエチレンーと、青ポリと呼ばれる第三世代の高密度ポリエチレン管）が主流である。また、宅内の給水・ 給湯用は架橋ポリエチレン管が主流となる。水道管は現在、更新布設替え時代に突入しており、安くて耐震性に富み、長寿命な配管へのリニューアルを進めている。ダクタイル鋳鉄管は100年という寿命を目指した新製品を市場投入している。100年持つかどうかについては評価の分かれるところであるが、高い耐震性と、従来品より外塗装が長持ちする特性等により、採用が進んでいる（ゴム輪の寿命と、内面ライニング部の耐久性能については、別途検証の必要が有る）。一方、ポリエチレン管（ISO規格のPE100仕様）は欧州では100年以上問題なく使えると言われており、埋設管の場合、物性的には100年以上十分にもつため、その検証が期待されている。いずれにせよ、耐震性に優れたこれらの管種による布設替えが進んでいます。

ご家庭の給水管の管理について
ご家庭の給水管の管理は、水道の品質を保ち故障を防ぐために非常に重要で適切な管理を行うことで家庭内での水の使用効率を高め長期的なメンテナンスコストを削減することができ以下は、給水管を適切に管理するためのポイントです。
1. 給水管の定期点検
給水管は時間の経過とともに劣化します。特に古い住宅や使用年数が長い管は、錆びやひび割れ漏水などの問題を引き起こしやすくなります。定期的に専門業者に点検を依頼し管の状態を確認しましょう。特に接続部分や継手部分は漏水の原因となることがあるため、注意深くチェックすることが大切です。
2. 配管の清掃
水の流れが滞る原因として管内の汚れや錆が蓄積することがあり定期的に配管を清掃し詰まりや汚れを取り除くことが水圧の低下を防ぎ効率的な水の使用を維持するために重要で特に浄水器を使用している場合は、フィルターの清掃も行いましょう。
3. 漏水の早期発見
漏水が発生すると無駄な水道料金が発生したり建物内部に水害を引き起こすことがあり漏水の兆候として湿気のある壁や天井、異常な水道料金の増加などがあります。早期に漏水を発見するためにメーターを定期的にチェックしたり水を使用していない時間帯にメーターの確認を行い、異常がないか確認することをお勧めします。
4. 水圧の管理
水圧が高すぎると給水管が破裂したり蛇口やシャワーヘッドなどの部品が早期に劣化することがあり一方で水圧が低すぎると水の流れが弱く快適な生活を送ることができません。水圧計を使って水圧が適切か確認し必要に応じて調整を行いましょう。
5. 冬季の凍結対策
寒冷地に住んでいる場合、冬季の凍結が給水管の破損や水漏れの原因となることがあります。管が外気にさらされている部分には断熱材を巻いたり水道の元栓を凍結防止装置に接続するなどの対策を取ることで、管の凍結を防ぎ、破裂を避けることができます。
6. 設備の更新と交換
古い給水管がまだ使用されている場合、劣化が進んでいる可能性が高いため交換を検討する必要があります。特に鉛管やアスベストを使用した古い給水管は健康に悪影響を及ぼす可能性があるため早期に新しい管への交換を行うことが推奨されます。
7. 水道料金の確認
水道料金は使用量に応じて変動しますが異常に高額な請求が来る場合は、漏水やメーターの不具合などが考えられます。定期的に水道料金の請求書をチェックし前回の使用量と比較することで異常がないかを確認しましょう。

以上のような管理方法を実践することでご家庭の給水管を長期間にわたり安定して利用することができトラブルを未然に防ぎ快適な水の使用を維持するためにも日頃からの点検とメンテナンスを心がけましょう。

給水管いろいろ

当社からのメッセージ

わからないことや水周りのトラブルで困ってる方（同業者は不可！）は、ご気軽にご相談ください。
当社でできる限りのことは、24時間年中無休で対応させていただきます。

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