用語大全集

関東水道修理隊

ご解説

大腸菌群数は、大腸菌・大腸菌と性質が似ている細菌数のことを指す。
水中の大腸菌群数は、し尿汚染の指標として使用されています。大腸菌群数は、検水1ml中の個数。または、検水100ml中の最確数(MPN)で表されます。測定方法は、試料の連続した希釈4段階を5本ずつBGLB醗酵管に植種し、35~37℃、48±3時間培養する。ガス発生を認めたものを大腸菌群陽性管とし各試料量における陽性管数を求めて、これから100mL中の最確数を最確数表を用いて算出されます。
大腸菌群数の生活環境の保全に関する環境基準値は類型別に定められています。
河川はAA類型の50MPN/100mL以下~B類型の5000MPN/100mL以下、湖沼はAA類型の50MPN/100mL以下~A類型の1000MPN/100mL、海域はA類型で1000MPN/100mL以下とされています。


ふん便性大腸菌群数
ふん便性大腸菌群数は、大腸菌群のうち44.5℃で培養したときに検出される細菌数のこと示す。
通常の大腸菌群数(培養温度:36℃)には、大腸菌以外に土壌・植物などの自然界に由来する菌種も多く含まれいますが、ふん便性大腸菌群数は、ふん便由来の菌(大腸菌)の数と同等とみなすことができます。