用語大全集

関東水道修理隊

配管抵抗

移送水が配管を通り流れる際に配管の内壁と流体との間には、流れ方向と反対向きの摩擦力が生じます。このことを、管摩擦抵抗または、管摩擦損失で配管抵抗と言われています。
配管径路が長かったり、配管径が細かったりする場合には、圧力損失になり、配管内の性能がフルに発揮されない場合があります。 配管の長さは極力短くすることにより圧力損失(配管抵抗)を低減することが可能です。例えば、水道管から蛇口のまでの給水管の長さが長い場合には、水圧減少し、末端の蛇口からでてくる水の量が少なくなります。このことを配管抵抗と言います。

配管抵抗には、摩擦抵抗と慣性抵抗の二つがあります。
摩擦抵抗
液体と配管の壁との間で生じる摩擦によって発生します。グリース等で硬化した液体の粘度が高い、配管が長い、配管の曲がりや配管機器が多いほど摩擦抵抗は大きくなっていきます。
慣性抵抗
物体が動いていても、止まっていても、その状態を続けようとする慣性力が働いています。この力が流れ出す液体移送時の抵抗になることを指します。これも圧力として表示されます。脈動が生ずる一般的な定量ポンプでは、口径を小さく、配管を長くするほど抵抗が増加していきます。逆に口径を2倍にすると抵抗値は0.25になります。


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