便器に落ちたスマホが詰まり原因に

関東水道修理隊

トイレに携帯電話を流した!

トイレの流れが1週間前排水口から流れて行かなく流れが安定しないとトイレ詰まりの修理依頼がありました。お伺いすると、便器の排水口の水は引いていて流してみても一見問題なさそうに見えました。しかし、何回かトイレットペーパーを流してみるといきなり詰まって水位が高くなりました。屋外の排水管を確認してみても異常は見当たらず、お客様と相談の末に便器を取外ことになりました。便器を取外してみると便器の中に携帯電話が挟まっていて、これが原因でトイレ詰まりが誘発されていたようです。トイレットペーパーなどの詰まりならホームセンターで市販されているラバーカップで解消することが簡単にできますが、固くて溶けないものを落ちてしまうと大掛かりになりますので注意しましょう。


便器に携帯電話を流してしまったら排水しないで素手で取出すようにトライしてみましょう。もし、取り出すことができなければ排水したりラバーカップを使って解消を試みるのは、事体を悪化させるケースが非常に多いです。そもそも便器の構造上、トラップ(下水管から臭い防止のための構造)にひっかかっているケースが大多数で排水やラバーカップで一方向の押す力が働いてトラップを超えてしまって下水管に流れ込んでしまってトイレ詰まりの主因となります。携帯電話以外にも固形物を流してしまったケースでも同様の症状になります。

スマホを便器から誤って排水してしまったら

スマートフォンを便器に誤って流してしまった場合には、まず焦らず冷静に状況を確認し、便器内にスマホがまだ見えているかどうかを確かめ、見えている場合にはゴム手袋などを着用して速やかに取り出す必要があるが、水を流した後でスマートフォンが排水管の奥へと入り込んでしまった場合には、自力での回収は非常に困難となるため、無理に取り出そうとせず専門の水道業者や配管修理業者に速やかに連絡して対応を依頼することが重要である。なぜなら排水管は構造が複雑であり、無理に取り出そうとすることでスマートフォンがより奥へと押し込まれてしまい、詰まりや配管の損傷を引き起こすおそれがあるほか、他の異物や汚れと一緒に蓄積されて下水詰まりの原因ともなり、放置するとトイレ全体の排水機能に深刻な影響を与える可能性があるためである。さらに、スマートフォンの内部にはバッテリーや金属部品などが含まれており、水と反応して腐食や化学変化を起こすこともあり、長時間放置することで悪臭の原因になったり、最悪の場合は環境への悪影響を及ぼすことも懸念される。したがって、スマートフォンを便器から誤って流してしまった時点でトイレの使用を中止し、なるべく早く専門業者に状況を説明し、適切な点検と回収作業を依頼することが望ましいが、その際には状況説明を正確に行い、トイレの種類や水の流し方、誤って落としたタイミングなどを詳しく伝えることで、業者側も必要な道具や機器を用意しやすく、スムーズな対応が可能となる。特にマンションや集合住宅などで排水が他の住戸と連結している場合には、トラブルが拡大する前に迅速な対応を取ることで二次的な損害を防ぐことにもつながるため、たとえ恥ずかしさや気まずさがあっても自己判断で放置したり、市販の道具で無理に取り出そうとせず、まずは専門家に相談することが最も安全で確実な方法である。