pH調整
すべての水域においてpHは非常に大切な指標の一つです。多くの水中生物、農作物にとって望ましい水のpHは5.8~8.6であるとされ、排水基準値もこの値を採用されています。このpHの調整は、放流水だけでなく、凝集・沈殿などの水処理を効果的に行うためにも重要な操作の一つとなっています。金属イオンの除去にはpHが影響する
中和とは、酸とアルカリを加えて中性の水にすることで、厳密に解釈すれば、常温において水素イオン濃度を10-7mol/l、すなわちpH値を7にすることです。
一般に水中の中和の状態を見るときは、右のグラフのように酸またはアルカリの添加量を横軸にとって、試料溶液のpH値を縦軸として曲線を描く方法がとられます。この曲線を中和曲線といいますが、実際の排水の中和では、酸やアルカリ、さらに金属イオンなどが含まれているため、この中和曲線の形はそれぞれ異なってきます。
金属イオンを含む排水は一般に酸性で、これにアルカリを加えてpHを上げていくと、金属イオンは水酸イオンと反応して水酸化物を生じます。これはpHを上げるにつれて水酸イオンの濃度が高くなり、金属イオンの溶解度が小さくなるためです。
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