蛇口の水漏れ対応と止水栓の重要性

関東水道修理隊

蛇口から水道が止まらない

お風呂の蛇口から水道が止まらないので水道修理を夕方にお願いしたいとのこと。また、台所のキッチン蛇口もポタポタと漏れているので合わせて見てほしいとの水道修理のご依頼がありました。水道が止まらないのに夕方でいいのかお尋ねしてみるとお仕事に行かれるとのことで元栓を閉栓して止水したとのことで水道修理を承りました。予定時間前にお客様宅に到着したら、既にご帰宅されていて玄関の掃除をされていました。少し予定時間より早かったのですが、すぐに見てほしいとのことでお風呂場に案内されました。蛇口の点検をしたところ喜多村合金製の蛇口で既に16年位使われているらしく、製品型式を調べて不具合が起きている箇所の部品が調達できるか確認をしたのですが廃番で適合する部品もないとのこと。倒産して部品入手不能とお客様にお伝えしたところ、新品の蛇口に交換してほしいとのご依頼でご主人さまにも事前にご相談されていたらしくスムーズに蛇口交換の水道工事を行わせていただきました。お風呂の蛇口交換の水道工事完了後、台所のキッチン蛇口を点検したのでがポタポタと水道水が漏れていました。こちらは、2ハンドル式の混合栓で原因は、コマパッキンの摩耗でした。コマパッキンは、ケレップとも言われています。コマみたいな形状をしている一般的な蛇口の部品です。こちらは、水側とお湯側のコマパッキンの交換を行って水道修理完了。

ハンドル式の蛇口は、お風呂、台所、キッチン、厨房、散水栓、洗面台、洗濯機用など、多種多様に使われています。水漏れが起きる原因としては、パッキンの摩耗が原因で起きるきること多い症状です。交換作業も比較的簡易に行うことができますので、日曜大工が得意な方であれば容易にパッキン交換ができる軽作業です。尚、パッキン交換される前に元栓(止水栓)を必ず閉栓しましょう。水漏れの水道修理を行う時の基本的な前作業です。

混合栓 スピンドル

止水栓の活用について
蛇口から水漏れが止まらない場合には速やかに止水栓を活用することが重要であり、これは水道設備のさらなる損傷を防ぐための初動対応として極めて有効な手段であると言える。止水栓とは各家庭の水道配管の分岐点や蛇口の近くに設置されていることが多く、個別の水まわり機器に対して水の供給を一時的に停止するための装置である。蛇口からポタポタと水が漏れ続ける状態が長時間続けば、水道料金の無駄な増加や床材の腐食、水垢の蓄積、さらには階下への漏水による二次被害など様々なトラブルに発展する可能性があるため、被害拡大を防ぐためにも止水栓を閉めるという対処は非常に有効である。止水栓を閉めるためには、まず水漏れしている蛇口の下部や近くにある止水栓の位置を確認し、マイナスドライバーや専用の工具を使って右に回すことで水の供給を止めることができる。仮に止水栓の場所が分からない場合は、水道メーター付近の元栓を閉めて一時的に全体の給水を止めるという方法もあるが、この方法では家全体の水が使えなくなるため、日常生活に一時的な支障をきたすことも考慮する必要がある。止水栓の操作により水漏れの拡大を食い止めた後は、蛇口内部のパッキンやスピンドルといった部品の劣化や緩みが原因であることが多いため、部品の交換や修理を行うか、専門業者に依頼することが望ましい。水漏れが起きた際に焦らず迅速に止水栓を閉めることで無駄な水の浪費を防ぎ住宅へのダメージや修理費用の増加を抑えることが可能となる。