用語大全集

関東水道修理隊

節水コマ

節水コマは、汎用されているコマの中央部に突起が付いた形状となっています。突起が流出しようとする水流を阻害して半開時の流出量を減水させる効果がある。一般的には、約5~10%程度節水効果があります。料理している時、食器洗い時、歯磨き時など、水道を流しっぱなしにする時の水量を抑えることができるのでECO効果があります。また、オリフィスを使用した「定流量弁」、「流量調整弁」を節水コマと呼ぶ事もあります。これを使用する際には、使用する蛇口の使用目的に合わせた任意の吐水量に調整することが可能なので節水効果が高い。水を大量に使用する銭湯やホテル、病院、飲食店などで多く使われている。また多くの地方自治体で小中高学校などに設置している節水コマは、こちらを指します。

節水コマの取付で水道代を大幅に節約することができます。節水コマは、汎用コマに比べ下部の出っ張りが大きめに製造されています。出っ張りが長いので流水量を抑える働きがあり節水となる構造になっています。東京都水道局の案内によりますと、蛇口を90度開いた状態で1分当り、通常のコマで12リットルの流水量に対して、節水コマの場合は、半分の6リットルに抑えられるとのことです。90度~145度位が節約効果が高いとされています。また、全開にした状態で通常のコマと変わらない21リットルの流水量となります。たとえば、1日30分利用する換算して節約効果は180リットル。1ヶ月で5400リットルと大きな節約効果が期待できます。

節水コマ参考画像