ダブルトラップ
二重トラップ(ダブルトラップ)とは、1箇所の器具の排水配管に直列に2個以上のトラップを接続することをいいます。排水系統に直列に2個以上トラップを設けるとトラップとトラップの間が閉塞状態となり排水不良となる原因が生じます。このダブルトラップを設置されていると排水の流れの抵抗が増大し排水不良の原因となるので、建築基準法施行令に基づき建設省告示1597号「建築物に設ける飲料水の配管設備及び排水のための配管設備の構造方法を定める件」で定められている通り国内では禁止されてい設置方法となっています。二重トラップ(ダブルトラップ)について
排水口から浄化槽や下水からの臭気を遮断する為に排水トラップが取付けられているのですが、排水管経路でトラップが形成されてダブルトラップになっていることにより排水が遅い、ゴボゴボと音がするなどトラップ間にある空気の影響で円滑な排水が阻害される為に起きる症状が発生することがあります。
修理作業員コラム
お客様宅からは言う市の流れが悪いとの修理依頼でお伺いし詰まりが発生しなく流れが悪い現場に行くときには、ダブルトラップ設置がされてないか確認することがよくあります。この場合は、ダブルトラップを改善することによって症状が解消するケースがスクなくありません。新築でも同じようなケースが起きている現場もありますので気になったら一度確認してみるとよいでしょう。