用語大全集

関東水道修理隊

直結増圧式給水方式の解説

高階層のマンションやビルなどの高い建物(10階建位まで) の各部屋に水道水を直接供給する場合には、ビル(マンション)の途中に増圧ポンプを設置して水道水の圧力を増圧させて給水する「直結増圧式給水方式」のことをいいます。

直結増圧式給水方式の適用範囲
・10階建から15階建て以下の建物(基本的には10階建て程度)。戸数にも制限があります。
・同時使用水量が所定の数量(300リットル)以下であること。
・断水時にも給水を確保をすることが必須ではないこと。
・最上階の給水栓(蛇口)の場所が水道管から15メートル以下の高さであること。
・給水管を分岐する配水管の口径が所定の大きさ以上であること。
・給水管の口径が所定の大きさ以下であること。
・配管の耐圧があり、古い給水配管で耐圧に耐えられない場合には、取替工事が必須です。


直結増圧式給水方式のメリット
・受水槽(貯水槽)の設置がないので、定期点検や清掃などの維持管理費が不要。
・ビル・マンションの長期修繕計画に受水槽(貯水槽)の更新が不要。
・水道本管の水圧を利用しているのでコストパフォーマンスに優れる。
・大規模な受水槽(貯水槽)スペースが不要になるので、空いたスペースを有効活用が可能。
・水道本管から直接、水道水を給水できるので安全で衛生的な水道水が利用できる。
直結給水方式のデメリット
・直結増圧方式の場合、加圧ポンプを使用しているため停電が起きると、水圧によっては低層フロアは給水が可能ですが、高層フロアは停電と同時に給水不能になる場合があります。
・直結増圧方式の場合、常にポンプを使用しているので電気代が結構高くつきます。
・直結増圧方式の場合、加圧ポンプの騒音がうるさいです。
・直結増圧方式の場合、ポンプの消耗が激しく故障比率が高い。


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