【な行】の用語集
水道関連の用語集をインデックスしています。ご参考までとご承知の上、ご閲覧ください。水道用語:鉛管(参考程度で解説します。)
昭和50年代半ばまで,全国の水道事業体で,水道管として鉛管が使用されてきました。当時,配水管は鋳鉄管,給水管は鋼管がほとんどで,それに比べて鉛管は安価で曲がりやすいので細工がしやすいという理由からだったのです。最近,この鉛管から水道水に鉛が溶け出すことが心配され始めました。
たとえば、水道水が管の中に長時間滞留すると水質基準を超える鉛が溶け出すことがあります。朝一番に水道水を使う時や、しばらく水道水を使わなかった時は、念の為に、バケツ1杯程度の最初の水は、散水など飲用以外に使用しないと、状況にもよりますが、溶けた鉛を体内に吸収してしまうこともあるのです。鉛の弊害としては,貧血,腹痛,腎障害等のほかに,神経毒であるため,幼児の発育及び精神発達の遅れを引き起こすこともあると言われています。
しかし,現在まで,日本国内では、水道水に含まれる鉛によっての発症例は、今のところありません。
これは,水道法上の水質基準によって、水道水1リットルに含まれる鉛が0.05mg以下に抑えられてきた効果だとも言えます。
当社からのメッセージ
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