用語大全集

関東水道修理隊

架橋ポリエチレン管とは

架橋ポリエチレン管(PE)とは、熱可塑性プラスチックとしての鎖状構造ポリエチレンの分子どうしの不特定部分を結合させることで立体の網目構造にした超高分子量ポリエチレンを材料とする合成樹脂管のことである。メリットとしては、優れた耐食性・耐塩素水性・耐寒性・耐熱性があり給水配管から給湯配管や床暖房の温水配管などの多くの配管設備に利用されている配管材料のことを指します。被覆の色は2色で青と赤があります。一般的に青が給水用で赤が給湯用として区別されています。

特徴としては、
・.ライニング鋼管、塩ビ管、被覆銅管など一般の分岐配管設計図通りに配置できて配管設備がコンパクトになる。
・接合箇所は、電気融着工法となる。銅管を配管する時には、ねじ切りやろう付けといった専門的技術を必要としますが架橋ポリエチレン管を用いることで「20秒~60秒の融着時間」+「3分間の冷却時間」で接合が完了し火器を使わないので安全上の利点もあります。
・さや管ヘッダー工法と異なっていてヘッダーや水栓ボックス、さや管などの特殊部材を使用しません。継手の数も減らすことができるので部材費のコスト削減ができる。
・製造工場で組み立てた配管ユニットを現場で敷設することもできる。接合部の信頼性が向上しているので工期短縮によるトータルコスト削減も得られる。

架橋ポリエチレン管の画像

赤色が給湯用。青色が給水用として配管設置されている。