洗浄水が止まらない症状と主な原因

関東水道修理隊の報告事項

作業状況

お客様からのご要望:一体型便器のウォシュレットのどこかで水が漏れているので調べて場合によってはトイレを交換してほしい。トイレで水漏れが起きているとの電話問い合わせで訪問させていただきました。お客様は水漏れの原因と修理費用をたいへん詳しく知りたいとのことでした。お伺いして現場確認をすると漏れ出した水で床が水浸しになっていてバスタオルなどでおさえている状態でした。水浸しの原因がウォシュレットからの水漏れでしたが他にもトイレタンク内のフロートバルブの劣化によって水が漏れている状態でもなりました。それに加えて便器内に常に水がチョロチョロと流れている状況を確認。お客様に水漏れの原因をご説明したところ部品交換ではなくトイレごとの交換を希ご要望されましたので、お客様に提案する内容でお見積もりを作成しご承諾していただいてトイレリフォーム作業を開始しました。作業としては、元栓を閉栓してからタンク内の水を出し切りウォシュレットのコンセントを外しました。既設のトイレはタンクと便座が一体型のタイプだったので1組まとめて外してから便器を外します。排水管と便器をつなぐ排水ソケットが付着してなかなか取れなかったのでノコギリで床と水平になるようにカットし取り除きをすることにしました。
床をキレイに拭いてから型紙を合わせます。型紙ズレに注意して床にマーキングしながら施工し新しい専用排水ソケットを設置。便器を取り付けた後、タンク内をセッティングしてタンクを組み立てます。この時にレバーの硬さや器具を適度に調整するように注意が必要となります。ウォシュレットを設置して水漏れや緩みがないかを点検。ナットなどの緩みは水漏れや器具のズレにつながることがあるので念入りに再度確認をします。すべての動作テストを行い問題がなければトイレリフォームが完了となります。今回は神様のご要望をされたトイレセットに交換することできて良かったと思います。当所では、当社が設置した製品に限り新型コロナウイルス感染症の影響もありますが基本24時間対応で体調にお伺いするように取り組んでいます。

状況写真21

便器に洗浄水が流れ続けて止まらなくなってしまったときにわ

便器に洗浄水が流れ続けて止まらなくなる問題は、一般的にトイレの内部の機構に何らかの故障や調整の必要性があることが原因です。以下に、この問題の主な原因と対処法について説明します。

1.フラッシュバルブの故障 便器の洗浄水が流れ続ける主な原因の1つは、フラッシュバルブの故障です。フラッシュバルブは、トイレの水を流すためのメカニズムであり使用後に正常に閉じない場合、洗浄水が絶え間なく流れ続けることがあります。
対処法: フラッシュバルブが故障している場合は、修理または交換が必要です。これは水道業者によって行われるべき作業であり、トイレの内部構造にアクセスする必要があります。
2.フラッシュバルブの調整不良 フラッシュバルブが正常に閉じているにもかかわらず、洗浄水が流れ続ける場合、フラッシュバルブの調整が不適切である可能性があります。調整がずれると、水が漏れることがあります。
対処法: フラッシュバルブの調整を確認し必要に応じて調整してください。一般的には、フラッシュバルブのメカニズムにアクセスして調整ネジやハンドルを操作して水の流れを調節することができます。
3.フロートバルブの問題 フロートバルブは、水のレベルを制御し、フラッシュバルブの閉じるタイミングを調整します。フロートバルブが正常に機能しない場合、水が過剰に流れ続ける可能性があります。
対処法: フロートバルブの調整を確認し、必要に応じて修理または交換してください。フロートバルブの高さや位置を調整することで水の流れを制御することができます。
4.シーリングの問題 フラッシュバルブやフロートバルブの周囲にあるシーリングが劣化している場合、水が漏れることがあります。このような場合、水が絶え間なく流れ続ける可能性があります。
対処法: シーリングを点検し、劣化している場合は新しいシーリングに交換してください。適切なシーリングを使用することで、水漏れを防ぐことができます。

便器に洗浄水が流れ続けて止まらない場合は、上記のような原因が考えられます。しかし、トイレの内部機構には専門的な知識が必要な場合がありますのでトイレの修理やメンテナンスには水道業者の助けが必要です。