築40年超の住宅で発生した鉛管劣化と水漏れ修理事例

関東水道修理隊

鉛管からの漏水(施工事例)

2階建てのお客様宅から、1階の天井が水濡れしているので見にきてほしいとのご依頼がありました。水道修理隊員が、お客様宅にお伺いさせてもらい、状況確認を行ったところ、水濡れしている箇所の上が、台所と洗面台が有り排水詰まりで汚水が溢れたかとも想像しましたが、排水漏れは、まったくしていなく、2階の排水口の周りは乾いていて、どこも床など濡れていなことを確認。排水詰まりが原因ではないと判定しました。そうなると、水漏れした個所の1階天井を剥いで調べるしかなく、少しずつ剥いでいくと給湯管の保温筒が濡れているのを確認しました。よくよく調べてみると、お湯側の水道管が錆びて劣化し水漏れしているのを発見しました。築年数40年以上で、水側もお湯側も鉛管で配管されていて、完全に寿命がきていましたので、状況報告及び現状確認をしてもらい、全ての水道管の引き換え直すということで、引き直し工事となりました。1階の天井を半分くらい剥いで、架橋ポリエチレンパイプで配管をして水とお湯の管を交換しとところ、宅内すべての水道管を調べてほしいと言うことで確認し、お客様のご要望で宅内すべての水道管を交換させてもらいました。
今までは、朝にかなり赤水もでていたとのことです。また、使いはじめは少し水を出しっぱなしにしないといけない状態だったとのことで、節水にもつながりますし、第一に健康上のことで助かったとのことでした。
 
鉛管の劣化と健康被害について
鉛管の劣化は、水道管の老朽化に伴い発生し特に内部の腐食や鉛の溶出によって健康被害を引き起こす可能性があるため適切な管理と対策が求められるが鉛管はかつて耐久性や加工のしやすさから広く使用されていたものの、経年劣化により鉛が水道水に溶け出すリスクがあることが判明し鉛が人体に蓄積すると神経系への影響や貧血、腎障害、発達障害などの健康被害を引き起こす可能性があるため、特に乳幼児や妊婦にとって危険性が高く世界保健機関(WHO)や各国の公衆衛生機関も鉛の摂取制限を推奨しており日本国内においても水道水中の鉛濃度基準が厳格化され、新規の鉛管使用が禁止されるとともに既存の鉛管についても段階的な撤去や更新が進められているが、古い建築物や住宅では依然として鉛管が残存している場合があり、その劣化による水質汚染を防ぐためには、定期的な水質検査や適切なろ過装置の導入が推奨されるとともに、水道水を使用する際に朝一番の水をしばらく流してから使用するなどの予防策が効果的とされているが、自治体や水道事業者による鉛管の交換工事が進められている一方で、工事費用や施工期間の課題もあり、特に集合住宅などでは住民合意が必要となることから迅速な対応が難しいケースもあるため鉛管の問題を解決するためには、行政による支援制度の充実や住民の理解促進が不可欠であり、さらに、水道インフラの老朽化が進む中で、鉛管の撤去と同時に耐久性の高い新素材の管へ更新することが求められており、例えばポリエチレン管やステンレス管などの耐食性に優れた材料が代替として導入されているが水道水の安全性を確保するためには、鉛管の撤去だけでなく、配管全体の適切な管理や水質モニタリングの強化が重要であり、特に鉛管が広く使用されていた地域では、過去の使用状況を把握し、長期的な計画に基づいた更新作業を進めることが必要とされるが最終的には、水道水の供給源から蛇口に至るまでの全体的な安全管理を徹底し鉛による健康リスクを完全に排除することが求められる。